【11月2日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区での停戦開始を受け、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は先週、地区内の一部の学校を再開していると発表した。

UNRWAのフィリップ・ラザリニ事務局長は10月28日、X(旧ツイッター)への投稿で、すでに2万5000人以上の児童が同機関の「仮設学習施設」を利用しており、今後、約30万人がオンライン授業を受ける見通しだと述べた。

ガザ地区中部ヌセイラート西部にあるアル・ハッサイナ校では1日、教室の不足に直面しながらも授業が再開された。

11歳のワルダ・ラドワンさんは「私は6年生ですが、避難と戦争で2年間勉強ができなかった」と話し、再び学べることを楽しみにしているとAFPに語った。

イスラエルとイスラム組織ハマスの2年間にわたる戦闘の間、この校舎も他の多くのUNRWA施設と同様に、数十の家族が身を寄せる避難所となっていた。3階建ての校舎の各階には、今も避難者の洗濯物が干されたままだ。

それでもラドワンさんは、避難していた家族が少しずつ退去し始めており、「授業はゆっくりと再開している」と説明。「クラスメートと一緒に、また以前のように勉強できるようになる」と話した。

1日の授業では、机や椅子のない教室に約50人の女子生徒が集まった。教師の質問に熱心に答えたり、黒板からノートに書き写したりする姿が見られ、2年ぶりの学校生活を喜んでいる様子だった。

別の教室では、年長の生徒が授業を受けていた。環境はやはり同様で、約50人ほどの生徒が床に座り、膝の上のノートに授業内容を書き写していた。

学校再開について生徒の親族からは「感謝している」との声が聞かれた。「2023年10月7日以降、子どもたちには学校がなかった。この間、水をくみに行ったり、食べ物を探したり、通りで遊んだりするしかなかった。でも1週間から10日ほど前から、学校が少しずつ再開している」と話した。(c)AFP