【10月31日 AFP】中国の董軍国防相は31日、マレーシアでピート・ヘグセス米国防長官と会談し、両国は「信頼を築くべきだ」と述べた。中国国防省が発表した。

会談後に中国側が発表した内容によれば、董氏はヘグセス氏に対し、両国は「信頼を強化し、不確実性を払拭(ふっしょく)すべきだ」と述べ、「両軍が適切な関係の築き方を模索するよう呼びかけた」という。

この前日には、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が韓国・釜山で首脳会談を行った。

トランプ氏は30日の会談で台湾問題は議題に上らなかったと記者団に語ったが、中国国防省によれば、董氏はヘグセス氏に対して「台湾海峡両岸の統一は抗しがたい歴史的潮流である」と述べ、さらに「米国は台湾問題に関しての言動を慎重にすべきであり、『台湾独立』に断固反対する明確な立場を取るべきだ」と続けた。(c)AFP