【10月31日 AFP】フランスの警察官2人が、裁判所で勾留中の若い女をレイプした疑いで拘束され、停職処分を受けた。検察と警察が30日、明らかにした。

エリック・マティアス検事によると、警官2人を告訴した女は、パリの北に位置する町ボビニーで28日から29日にかけての夜にレイプされたと主張している。

女は「保護者による育児放棄」の罪に問われ、勾留されていた。

関係者によると、女は26歳、告訴された2人の警官は23歳と35歳で、「警察官としての勤続歴は長くない」。

マティアス検事によると、警官2人は30日に拘束された。

パリ警察のパトリス・フォール警視総監はX(旧ツイッター)への投稿で、警官2人を「即時停職処分」にしたと述べた。

警察の不祥事を担当する国家警察監察総監(IGPN)がこの事件を捜査している。

フランスでは警官によるレイプ事件が他にも起きている。

パリ近郊のセーヌエマルヌ県でも、警官が警察署内で女性をレイプした罪で起訴され、来年裁判を受ける予定だ。

告訴したのはアンゴラ国籍の不法滞在者の女性で、2023年にこの警官に2度レイプされたと訴えている。

日刊紙リベラシオンによると、女性はドメスティックバイオレンス(DV)の被害を訴えるために警察署を訪れたという。

ここ数か月、フランスでは注目を集めるレイプ事件が相次ぎ、性行為の同意をめぐる議論が巻き起こっている。

議会は29日、レイプを「同意のない性行為」と定義する法案を可決。賛成派は「レイプの文化から同意の文化への移行」だと歓迎した。(c)AFP