【10月30日 AFP】ウクライナ当局は30日、ロシアによる夜間攻撃で1人が死亡し、17人が負傷したと発表した。また、電力インフラへの攻撃の影響で全国的に緊急停電が実施されたことも明らかにした。

最大の民間電力会社DTEKは、各地で発電所が被害を受けたと述べたが、詳細は明らかにしていない。ポーランドと国境を接する西部リビウ州では、エネルギー関連施設2か所が攻撃を受けたと州知事が明らかにした。

ウクライナのユリア・スビリデンコ首相はSNSで「ロシアは冬の訪れを前に、ウクライナ国民の命や尊厳、暖かさを狙った体系的なエネルギーテロを続けている」と非難した。ロシアは2022年の侵攻開始以降、ウクライナの電力インフラを毎冬攻撃している。

南東部ザポリージャ州では、軍事行政当局の責任者が、攻撃により1人が死亡し、子ども6人を含む17人が負傷したと発表した。

首都キーウ近郊のビンニツァ州でも4人が負傷した。AFP通信の記者によると、首都上空ではロシア軍の無人機の飛行音が確認された。(c)AFP