【10月27日 AFP】ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は27日、米国との貿易協定が数日以内にまとまる可能性があると述べ、数か月にわたる対立の末に課されていた50%の懲罰的関税が緩和される可能性を示唆した。

東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が行われたマレーシアで、米国のドナルド・トランプ大統領と会談したルラ大統領は、「数日以内に米国とブラジルの間で最終的な解決策が得られると確信している」とし、トランプ大統領との会談は驚くほど良いものだった」「彼は合意に至ると保証してくれた」と述べた。

関税に加え、米国はブラジルの複数高官に対して制裁を科しており、その中には最高裁判所判事も含まれている。これは、トランプ氏が自身の盟友である極右ジャイロ・ボルソナロ前大統領に対する、「魔女狩り」とした行為への報復措置とされている。

26日にトランプ氏は、ボルソナロ氏が自身とルラ氏の議論に加わるのかと記者から問われると、「君には関わりのないこと」と応じた。(c)AFP