ナイジェリア軍、基地を襲撃したイスラム過激派50人殺害
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【10月25日 AFP】ナイジェリア軍は23日、不安定な北東部で基地にドローンを使った攻撃を仕掛けたイスラム過激派50人を殺害したと発表した。
ナイジェリアは、北東部にカリフ(イスラム教の預言者ムハンマドの後継者)制国家を樹立しようとしているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」およびボコ・ハラムから分派したイスラム過激派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」と16年間にわたり戦闘を続けている。
軍の声明によると、戦闘機の支援を受けた部隊が23日早朝、ボルノ州ディクワ、マファ、ガジボおよび隣接するヨベ州カタルコの基地に対し協調攻撃を仕掛けたイスラム過激派と交戦した。
軍はイスラム過激派の組織名を明らかにしていないが、情報筋はAFPに対し、ISWAPが関与していると述べた。
「陸空の連携作戦により、すべての場所で50人以上のテロリストが無力化された」。「負傷した70人以上」のイスラム過激派を追跡するため、陸空からの追撃が現在も続いているという。
軍はイスラム過激派から数十丁の自動小銃「カラシニコフ」、機関銃、携行式対戦車ロケット発射機を押収したという。
軍はX(旧ツイッター)への投稿で、襲撃を受けた基地の一つで、イスラム過激派の戦闘員とみられる複数の遺体と武器が写った写真を共有した。
この戦闘で軍の側にも負傷者が出たとされるが、人数は明らかにされなかった。
イスラム過激派は武装ドローンや携行式対戦車ロケット発射機で反撃し、特にマファとディクワで猛攻を受け、「一時的に防衛線の一部を突破された」という。
西アフリカのイスラム過激派は最近、爆弾や手りゅう弾を投下できるように改造された市販のドローンを使用することが多い。
軍は2019年以降、イスラム過激派の襲撃に対する防衛力を高めるため、小規模な駐屯地を閉鎖し、「スーパーキャンプ」と呼ばれる大規模で要塞(ようさい)化された基地に部隊を移している。
この戦略によってイスラム過激派が地方部をそれ以前より自由に移動できるようになり、旅行者が拉致される危険性が高まっていると批判されている。(c)AFP