■外国人犯罪者の「組織的な追放」

ベンキレッド被告が学生ビザの在留期間を過ぎて不法滞在となり、出国命令にも従わなかったことが判明したのを受け、保守派と極右の政治家たちはこの機会を利用して不法滞在者の摘発強化を呼び掛けている。

ベンキレッド被告は、愛情のない叔母たちや暴力的な父親という機能不全家族で育ち、幼少期はアルジェリアとフランスを行き来しながら過ごしたという。

2013年にフランスに落ち着いたが、安定した仕事も住居もなかった。

判決言い渡し後、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏は、ベンキレッド被告に最高刑が言い渡されたことを歓迎した上で、外国人犯罪者の「組織的な追放」を改めて呼び掛けた。

だが、被害者の母デルフィーヌさんは政治家たちに対し、娘の死を利用するのをやめるよう求めている。(c)AFP