12歳女児レイプ殺人、不法滞在のアルジェリア人女に減刑不可能な終身刑 仏
このニュースをシェア
【10月25日 AFP】フランスの裁判所は24日、12歳の女児をレイプ、拷問、殺害した罪に問われたアルジェリア出身の女に対し、仮釈放のない「減刑不可能な終身刑」を言い渡した。減刑不可能な終身刑はフランスの最高刑で、女に言い渡されたのは今回が初めて。
ダビア・ベンキレッド被告(27)は2022年、パリ北東部でローラ・ダビエさんが行方不明になった後に拘束された。ダビエさんの無惨な遺体は、両親が住み込みで管理人を務めていたパリ19区のマンションのロビーに置かれたトランクの中から発見された。
ベンキレッド被告が学生ビザの在留期間を過ぎて不法滞在となり、出国命令にも従わなかったことが判明。フランス全土が震撼(しんかん)し、反移民感情が高まった。
ローラさんの母親のデルフィーヌ・ダビエさんは判決言い渡し後、「私たちは正義を信じ、そしてそれを勝ち取った」と語った。
裁判長は判決の中で、「犯罪行為の極度の残虐性」に言及し、「真の拷問」でありベンキレッド被告は「完全に人間性を失っている」と述べた。
さらに、「裁判所は適切な量刑を決めるに当たり、このような暴力的で言葉では言い表せない状況下で被害者とその家族が受けた、筆舌に尽くしがたい精神的ダメージを考慮した」と付け加えた。
検察は同日、犯行が「極めて重大」であること、犯行によって被害者家族が受けた「苦しみ」を反映して減刑不可能な終身刑を求刑していた。
ローラさんの兄、ティボー・ダビエさんは判決言い渡し後、司法制度に感謝の意を表し、「私たちは妹の記憶を取り戻し、真実を取り戻した」と述べた。
減刑不可能な終身刑は1994年に導入されて以来、男性4人にしか言い渡されていない。この刑の受刑者は、理論上は30年後に仮釈放の禁止を再検討するよう裁判官に求めることができる。