【10月24日 AFP】南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は23日、米国との緊張が高まる中、英語で「お願いだから狂気の戦争はやめてくれ!」と訴えた。

ドナルド・トランプ米大統領は中央情報局(CIA)にベネズエラ国内での工作活動を許可したと明らかにした後、米軍はカリブ海と太平洋で「麻薬運搬船」に対する軍事作戦を激化させている。

元バス運転手で労働組合のリーダーも務めていた左派のマドゥロ氏は、連携する労働組合との会合で、「平和を! 永遠の平和を! 永遠の平和を! お願いだから狂気の戦争はやめてくれ!」と述べた。

米国は麻薬流入を阻止する名目でステルス戦闘機と海軍艦艇を派遣しているが、標的となった船舶8隻と半潜水艇1隻が麻薬密輸に使用されていたという証拠は示していない。

米国の発表に基づくAFPの集計によれば、9月2日に開始された米軍の攻撃で、これまでに少なくとも37人が死亡した。

この作戦の結果、中南米の緊張が高まっており、マドゥロ氏は米国が自身の政権転覆を企てていると非難している。

ベネズエラ沖のカリブ海に位置するトリニダード・トバゴ政府は23日夜、米軍艦が10月26日から30日まで首都ポートオブスペインに寄港すると発表した。

トリニダード外務省は、米海兵隊の一部隊がトリニダード国防軍と合同演習を行うとしている。

9月2日に開始された米軍の攻撃で死亡した37人のうち2人はトリニダード出身だった。(c)AFP