ベネズエラ、ロシア製携帯式防空ミサイル5000発配備 米軍機対策
このニュースをシェア
【10月23日 AFP】南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は22日、カリブ海に展開する米軍に対抗するため、ベネズエラはロシア製の携帯式防空ミサイルシステム5000発を配備していると述べた。
米国は、いわゆる麻薬対策の一環として、カリブ海にステルス戦闘機と軍艦を配備し、ベネズエラから米国へ麻薬を密輸していたとされる船舶少なくとも8隻を撃沈した。
ベネズエラは米軍の配備について、マドゥロ氏追放作戦のリハーサルだと非難している。米国はマドゥロ氏が麻薬組織(カルテル)を運営していると非難している。
マドゥロ氏は、テレビ中継された軍幹部との式典で、ベネズエラはロシア製の携帯式防空ミサイルシステム「イグラS」を保有しており、「平和を確保するため、主要な防空陣地に少なくとも5000発配備している」と述べた。
低空飛行する航空機を撃墜するために設計されたイグラSは、中南米諸国の指導者たちを激怒させている米軍の行動への対抗措置としてマドゥロ氏が命じた軍事演習でも使用された。(c)AFP