空き地で遺体入りの袋48個発見、麻薬組織の「秘密墓地」か メキシコ
このニュースをシェア
【10月24日 AFP】メキシコ当局は23日、中部ハリスコ州の州都グアダラハラ近郊で、遺体が入った袋48個が発見されたと発表した。麻薬組織(カルテル)が遺体を隠す「秘密墓地」とみられている。
ハリスコ州検察庁によると、遺体が入った袋は4週間前、サポパンの空き地で発見された。
48個の袋に入れられた被害者の正確な人数はまだ判明していない。当局は他にも遺体がないか捜索を続けているという。
空き地は広大だったため、捜索には重機を投入しているという。
メキシコでは全土で12万7000人以上が行方不明となっている。その大部分は、連邦政府が麻薬組織との「戦争」を開始した2006年12月以降、全土で暴力の激化する中で失踪した。
公式データによると、ハリスコ州では1万5900人以上が行方不明になっており、専門家は麻薬組織「ハリスコ新世代」のしわざとみている。
6月にも、サポパンの住宅街付近に埋められていた34人の遺体が見つかっている。(c)AFP