国考の出願期間が折り返し、人気職種では「2000人に1人」の狭き門
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【10月28日 東方新報】2026年度国家公務員試験(国考)の出願期間がすでに半分を過ぎ、応募熱が高まりを見せている。関連機関の集計によると、これまでに志願者数はすでに100万人を超え、人気職種の競争倍率は2000倍を突破している。
2026年の国考では、計3万8100人の採用を予定しており、新卒者や地方・基層部門を重視する方針が続いている。
中国新聞社(CNS)の取材によると、すでに「2000人に1人」を超える職種も現れている。10月20日午後9時時点で、中国障害者連合会教育就業部の「教育処・主任科員級およびそれ以下」の職種には2424人が審査を通過しており、採用予定は1人。競争倍率は2424対1に達している。このほか、330人が現在審査中だ。
応募条件を見ると、この職種は学士号または修士号を持つ人が受験できる。学士の場合は「教育学」「中国語・中国文学」「心理学」の3分野、修士の場合は「哲学」「法学」「社会学」「教育学」「心理学」「中国語・中国文学」「ニュース・メディア学」「公共管理学」の8専攻が対象とされている。応募者の政治的立場は中国共産党員であることが条件だが、基層での勤務経験や地方プロジェクトでの勤務年数については特に制限が設けられていない。
このほか、1000人を超える応募が集中している職種も複数ある。
たとえば、国家移民管理局瑞麗送還センターの「執行隊・警長級およびそれ以下(十三)」では、1363人が審査を通過し、採用予定は1人。さらに2103人が審査中だ。
国家体育総局体育経済司の「企画建設課・主任科員級およびそれ以下」では、1487人が審査を通過し、採用1人に対して444人が審査中。
水利部黄河水利委員会新郷黄河河務局封丘支局の「工事管理課・主任科員級およびそれ以下」では、1360人が審査を通過し、採用1人に対して194人が審査中。
また、国家林業・草原局科学技術発展センターの「人材発展課・主任科員級およびそれ以下」も、1458人が審査を通過し、採用1人に対して8人が審査中となっている。
一方で、応募者がゼロの職種も存在する。たとえば、吉林出入国辺防検査総隊の「辺防検査官・警長級およびそれ以下(五)」では、採用予定3人に対して応募はまだない。この職種は条件が厳しく、「ロシア語言語文学」「ロシア語筆記通訳」「ロシア語口訳」の3専攻に限定され、新卒者のみ応募可能。日常会話レベルのロシア語力が求められ、男性限定とされている。
業種別に見ると、税務分野の人気が最も高く、多くの受験生が志望している。
華図教育研究院の専門家・李曼卿氏によると、「税務部門は採用規模が大きく、募集職種も多い。さらに、財政学、税務学、会計学、財務管理などの専攻と親和性が高く、これらの学科は大学でも多く開設されているため、専門が一致する受験生の応募意欲が高い」という。また、「安定した職場環境と社会的信用の高さも、多くの受験生が選ぶ大きな理由になっている」と分析している。(c)東方新報/AFPBB News