パリ近郊で竜巻 建設用クレーン倒れ1人死亡、4人重体
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【10月21日 AFP】仏パリ北郊で20日、竜巻が発生し、建設用クレーン3台が倒れ、1人が死亡、4人が重篤な状態にあると当局が発表した。
最も被害が大きかったのは、パリの北東約20キロに位置する町エルモンで、約10地区に被害が及んだ。
地方検事のギレック・ル・ブラス氏がAFPに語ったところによると、23歳の建設作業員1人が建設現場で死亡し、10人が負傷、そのうち4人が重体だという。
当局によると、竜巻で複数の建設用クレーンが倒れ、建物の屋根が吹き飛んだ。ローラン・ヌニェス内相はX(旧ツイッター)で、めったにない規模の嵐だったと述べた。
SNSで共有された動画には、3台のクレーンが数秒の間に次々と倒れる様子が映っていた。
1台のクレーンは診療所に倒れたが、負傷者は出なかった。別のクレーンは住宅ビルに倒れた。当局によると、多数の消防士、警察官、医療関係者が現場に駆けつけたという。(c)AFP