【10月20日 KOREA WAVE】
YouTubeチャンネル「しげchan」映像キャプチャー
YouTubeチャンネル「しげchan」映像キャプチャー

「アリガトウゴザイマス、あなたの親切を一生忘れません!」

韓国を訪れた日本人モデルが、道に迷った末に出会ったバス運転手の温かい助けに涙した――その心温まるエピソードが日本と韓国の両国で話題を呼んでいる。

複数の韓国オンラインコミュニティで、日本人モデル「しげ」さんが自身のYouTubeチャンネルに投稿した映像が注目を集めた。

彼女は2泊3日の短いスケジュールで韓国を訪れており、撮影を終えて宿泊先に戻る途中、3時間も道に迷ってしまったという。韓国語に不慣れなうえ、AIナビゲーションも誤ったルートを案内し混乱に陥った.

さらに、乗車時には交通カードの残高が不足していることに気づき戸惑っていると、バス運転手が日本語で「日本の方ですか?」と声をかけた。運転手は行き先を確認したうえで「そのホテルへ行くバスで合っています」と安心させ、「今日はそのまま乗ってください。次はチャージしてくださいね」と笑顔で言った。

目的地のホテル近くに到着すると、運転手は「ここで降りて信号を渡り、左に行けばホテルです。ソウルは夜も安全ですが、暗い道は避けたほうがいいですよ」と最後まで丁寧に案内した。

感極まったしげさんは涙ながらに「準備不足で慌ただしかったけど、心は本当に満たされた。助けてくれた皆さんに心から感謝します」と述べた。

彼女によれば、親切にしてくれたのはバス運転手だけではなかった。空港で手続きを手伝ってくれた人、地下鉄で迷ったときに声をかけてくれた市民、そしてタクシー運転手やホテルスタッフまで——旅の間に出会った多くの韓国人が温かく支えてくれたという。

日本のネットユーザーからも「韓国人の優しさが伝わる」「見ているだけで涙が出た」「こういう交流こそが真の外交だ」と称賛の声が相次いだ。

韓国のネットでも「こんな人がいるからこそ国の印象が良くなる」「異国で困っている人に手を差し伸べた運転手、素晴らしい」など、バス運転手の親切に感動したという反応が広がっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News