日経平均、一時4万9000円突破 連立合意を好感
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【10月20日 AFP】日本維新の会の吉村洋文代表は20日、自民党と連立政権の樹立で合意する方針を発表した。東京株式市場では連立合意の見通しを好感し、日経平均株価は取引時間中の過去最高値を更新した。
吉村氏は、自民党の高市早苗総裁と20日午後に会談して正式合意すると述べた。これにより、21日にも実施される首相指名選挙で、高市氏が首相に選ばれる公算が大きくなった。
吉村氏は「今日の朝、私から高市総裁に電話をして、『連立合意をいたします。ともに日本を前に進めていきましょう』と話した」と記者団に語った。
連立合意の発言を受け、日経平均株価は一時3%以上値上がりし、史上初めて4万9000円台をつけ取引時間中の過去最高値を更新した。
今月初めに自民党総裁に就任した高市氏だが、公明党の連立離脱を受けて総理就任の道がいったん閉ざされた。その中で自民は新たな連立への道を模索していた。
自民と維新の連立が成立すれば、高市氏が首相に選出される可能性があるものの、現時点では過半数にあと2議席足りない。
それでも、決選投票に持ち込まれた場合、高市氏は他の候補より多くの議員の支持を得れば首相に選出される。(c)AFP