米国がコロンビアの麻薬運搬船攻撃、トランプ氏は同国への支援終了を発表
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【10月20日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は19日、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領が麻薬生産を容認していると非難し、同国への「大規模な支援金および補助金」を打ち切ると表明した。米国は同日、南米沖での米軍作戦を拡大し、麻薬密輸船とされる船舶に対する攻撃を発表している。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、同日よりコロンビアに対する「支援金、補助金は一切行われない」と述べ、ペトロ氏が「違法な麻薬指導者であり、大小さまざまな畑で麻薬の大量生産を強く促している」と主張した。
投稿の中では、コロンビアの国名を繰り返し「Columbia」と誤記していた。
ペトロ氏はX(旧ツイッター)で怒りの反応を示し、「コロンビアは米国に無礼な態度を取ったことはない。むしろ米国の文化を深く愛してきた。しかし、あなたは無礼で、コロンビアについて無知だ」と投稿した。
先月、米国はコロンビアを麻薬対策の同盟国としての認定を解除。これに対しコロンビアは、最大の軍事パートナーである米国からの武器購入を停止した。
一方でピート・ヘグセス米国防長官は同日、コロンビアの左翼反政府勢力のものとされる麻薬密輸船への攻撃を発表した。
ヘグセス氏によると、17日に実施された攻撃ではコロンビアの左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」に関連する船舶が標的となり、乗組員3人が死亡した。
船舶は国際水域を航行しており、米軍の中南米作戦を管轄する南方軍(SOUTHCOM)の管轄水域内だったという。具体的な位置は明かされていない。
米国は8月以降、ベネズエラ沖のカリブ海に軍艦を展開しており、米国に向かう麻薬密輸船とされる少なくとも6隻を攻撃した。これまでに27人以上を殺害している。
ペトロ氏は18日、9月の米軍の攻撃で死亡したコロンビア人漁師の件について、米国による「殺人」だと非難している。(c)AFP