台風24号、フィリピン直撃 倒木で家族5人死亡
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【10月19日 AFP】台風24号(アジア名:フェンシェン)が19日、フィリピン・ルソン島の南東部を直撃し、5人家族が死亡したと警察と災害当局が発表した。
警察によると、2歳と11歳の子どもを含む一家の自宅に倒れた木が直撃し、全員が下敷きになったという。
現場は首都マニラの南東約153キロに位置するピトゴ町近郊の村で、台風がルソン島南東部を通過していた未明に起きた。
フィリピン気象庁によると、フェンシェンは19日午前遅くにマニラ湾付近に停滞し、最大風速は毎秒約25メートルに達した。今後は首都マニラの北に向かうとみられる。
地元の災害当局によると、少なくとも4万7000人が18日以降、ルソン島南東部にある政府指定のシェルターに避難した。気象庁は沿岸部での高潮や地滑りの発生に警戒を呼びかけている。(c)AFP