GPデビュー中井亜美が女子シングル制覇、フランス杯
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【10月19日 AFP】25-26フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス杯は18日、女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、17歳の中井亜美が大本命の坂本花織を抑え込み優勝を飾った。中井と坂本に続いて住吉りをんが3位に入り、日本勢が表彰台を独占した。
シニアサーキット初挑戦の中井は、レクシー・ウォーカー歌唱の「ワット・ア・ワンダフルワールド」に乗せた演技で、首位に立ったショートプログラム(SP)からのリードを広げて勝利を確定させた。
トリプルアクセルでは手を着いたものの、合計227.08点を記録した中井は、世界選手権で3度の優勝を誇る坂本を2.85点上回った。
中井は「表彰台に乗れたらいいなとこの試合は考えていたので、スコアが出て1位と分かった時は本当に頭が真っ白になって、急に涙があふれてきた」「先生に背中をさすられた時に、優勝したんだなと実感した」とコメントした。
来年に現役引退を控える坂本は合計224.23点となり、GPシリーズでは3年ぶりの敗北を喫した。住吉は合計216.06点として4位から順位を上げ、イザボー・レビト(米国)を逆転した。
ペア・FSでは世界王者の三浦璃来/木原龍一組が139.71点を記録し、合計219.51点で優勝を飾った。
2位には合計197.66点でディアナ・ステラト・ドゥデク/マキシム・デシャン組(カナダ)、3位には合計197.66点でマリア・パブロワ/アレクセイ・スビアチェンコ(ハンガリー)が続いた。
男子・SPは世界王者のイリア・マリニン(米国)が105.22点で首位発進を果たし、2位には95.67点でニカ・エガーゼ(ジョージア)が続いた。日本勢は三浦佳生が87.25点で3位、壷井達也が87.04で4位につけている。
アイスダンス・リズムダンス(RD)ではライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組(英国)が84.38点でトップに立っている。(c)AFP