【10月17日 AFP】村山富市元首相が17日午前、死去した。101歳。第2次世界大戦の終戦50年にあたる1995年には、アジアにおける日本の残虐行為に対する「深い反省」を表明する談話を発表した。

村山氏が所属していた旧社会党の後継とされる社民党の福島瑞穂党首は、X(旧ツイッター)で「政治の父である村山富市さんが今日11時28分大分市の病院で101歳で亡くなられました」と投稿した。

村山氏の故郷の大分県で社民党県連の幹事長を務める高野博幸氏はAFPに対し、老衰による死去と聞いていると語った。

村山氏は、自民党を含む連立政権で内閣総理大臣に選出され、94年から96年まで在任。その間には、95年の阪神・淡路大震災や、十数人が死亡し、数千人が負傷した地下鉄サリン事件が発生するという激動の時期を経験した。

95年8月の歴史的な談話で村山氏は、「わが国は、(中略)植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」と述べ、「未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と述べた。

「深い反省」と「心からのお詫び」という表現は、戦後60年と70年を節目とする談話で歴代の首相によって使用された。(c)AFP