路上で「反プーチン歌」演奏したバンドに拘禁刑 ロシア
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【10月17日 AFP】ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの裁判所は16日、路上で演奏したウラジーミル・プーチン大統領に反対する歌の動画がソーシャルメディアで拡散したことをめぐり、ロシア人ミュージシャン3人に拘禁刑を言い渡した。
ポップバンド「ストップタイム」は、ウクライナ侵攻に反対することで知られるグループの曲を演奏していた。
ソーシャルメディアに投稿された動画には、3人のサンクトペテルブルクの路上で数十人を前に演奏する様子が映っており、観客の一部は抗議の合唱に加わっていた。
ロシアは、2022年2月にプーチン氏ウクライナへ侵攻を命じて以来、人権と言論の自由に対する弾圧をエスカレートさせている。
サンクトペテルブルクの裁判所は16日、リードシンガーのディアナ・ロギノワさん(18)、ドラマーのウラジスラフ・レオンチェフさん、ギタリストのアレクサンドル・オルロフさんに対し、「少なくとも70人の大規模集会」を組織したとして「公共秩序を乱した」罪で12日と13日の拘禁刑を言い渡した。
同裁判所はテレグラムで、「この事件では、歩行者の通行が妨げられるなど、悪影響が生じた」と述べた。
ロシアメディアによると、ロギノワさんは「ロシア軍の信用を傷つけた」容疑でも捜査を受けている。この罪ではより重い刑罰が科されるが、政府は反対意見を抑圧するために日常的に適用している。
数千人がこの罪に問われて裁判にかけられ、数百人が拘禁刑を言い渡された。刑期は長期に及ぶ場合が多い。
ロシアの野党関係者はほぼ全員が現在、服役または亡命しており、国内で当局やウクライナ侵攻に対する公の批判はほとんど見られない。(c)AFP