【10月17日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領の第1次政権下で補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたジョン・ボルトン氏(76)が16日、機密情報の送信および保持に関する18件の罪でメリーランド州の連邦大陪審により起訴された。

ボルトン氏の起訴について記者団に問われたトランプ氏は、元側近を「悪いやつだ」と評し、「そういうものだ」と述べた。

26ページに及ぶ起訴状では、ボルトン氏が機密文書を電子メールで2人の「権限のない個人」に送信したとされている。2人の身元は明かされていないが、妻と娘とみられている。

司法省によれば、これらの文書には「将来の攻撃、外国の敵対勢力、外交関係に関する情報」が含まれていたという。

各罪状には最大10年の懲役刑が科される可能性がある。

トランプ氏を批判した「政敵」が起訴されるのは、連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー元長官と米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官に続いてここ数週間で3人目となった。(c)AFP