傘を差して歩く市民と外国人観光客ら(c)news1
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【10月11日 KOREA WAVE】韓国の成人の6割以上が「自分の生活水準は親の世代より向上した」と感じている一方で、子どもの世代については「より良くなる」と答えた割合が4割に満たないことが分かった。韓国社会で世代間の経済的上昇に対する期待が弱まっている実態が浮き彫りになった。

韓国保健社会研究院(KIHASA)が10月7日に発表した「ドイツ人口政策事例研究」報告書によると、韓国で2024年に20~49歳の成人2500人を対象に実施した調査で、「親の世代と比べて現在の生活水準が良くなった」と答えた人は61.1%に達した(「はるかに良くなった」34.6%、「やや良くなった」26.5%)。一方、「悪くなった」と答えた人は18.7%(「はるかに悪くなった」8.3%、「やや悪くなった」10.4%)にとどまった。

しかし、「自分と比べて子どもの世代の生活水準はどうなるか」という質問に対しては、楽観的な回答が大幅に減少した。「良くなる」と答えたのは42.3%(「はるかに良くなる」14.1%、「やや良くなる」28.2%)で半数に届かず、「ほとんど変わらない」が28.8%、「悪くなる」と答えた悲観的な回答も28.9%(「はるかに悪くなる」11.5%、「やや悪くなる」17.4%)に上った。

同研究はドイツで実施した同様の調査結果とも比較した。ドイツでは「親の世代より生活水準が良くなった」と答えた割合が49.5%で韓国より低かったが、「子どもの世代の生活が悪化する」と答えた割合は26.2%で、韓国(28.9%)よりやや低く、相対的に悲観論が弱い傾向を示した。

専門家は「韓国では親の世代が高度経済成長を経験した半面、現世代は住宅価格の高騰や雇用不安などの構造的要因に直面しており、『自分は上がったが、子どもは難しい』という意識が広がっている」と分析している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News