【10月11日 AFP】サッカー国際親善試合は10日、大阪のパナソニックスタジアム吹田で行われ、日本は2-2でパラグアイと引き分けた。

21分にパラグアイのミゲル・アルミロンに先制点を許した日本は、その5分後に小川航基が強烈なシュートを放つと、相手GKロベルト・フェルナンデスのはじいたボールがそのままゴールに入り同点に追いついた。

しかし、2026年W杯北中米大会の南米予選で6位に入り、本大会の出場権を獲得しているパラグアイは64分、ディエゴ・ゴメスのヘディングシュートで再び勝ち越し点を奪った。

終始粘り強く守備を続けたパラグアイを相手に、日本は後半アディショナルタイム4分、途中出場の上田綺世がヘディングで同点ゴールを奪い、試合を引き分けに持ち込んだ。

森保一監督は試合後、オランダ・エールディビジのクラブに所属する両ストライカーを称賛し、「アタッキングサードでシュートを打たせてくれない、決めさせてくれない中で、得点を期待するFW陣が結果を出した。自信を深めて積み上げをしていける」と述べた。

フェイエノールトで8戦8発を記録し、エールディビジの得点ランキングで首位に立っている上田は、「自分の状態がいいという部分でもある。うまくいかないときに積み重ねてきたことが今、結果になっている」と語った。

一方で小川も、NECナイメヘンで7試合3ゴールを奪っている。

森保監督は、前回のメキシコ戦の引き分けと米国戦の敗戦を経て、選手たちの姿勢に満足しているとし、「2回リードされても、『追い付くんだ、ひっくり返すんだ』という気持ちで戦ってくれたところは皆さんに伝わったかなと思う」と語った。

日本は14日に、味の素スタジアム(東京スタジアム)でブラジル代表と対戦する。(c)AFP