【10月9日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナのエネルギー網や鉄道インフラへの攻撃を通じて「混乱」を引き起こそうとしていると非難した。9日に発表されたコメントで述べた。

2022年にウクライナへの侵攻を開始したロシアは、ここ数週間、ウクライナのエネルギー施設や鉄道網への空爆を激化させている。

ゼレンスキー氏はAFPを含む記者団に対し、「ロシアの目的は、エネルギー施設や鉄道への攻撃を通じて混乱を作り出し、人々に心理的圧力をかけることだ」と述べた。発言は当初、報道が差し止められていたが、9日に公開された。

同氏はまた、首相と上級制裁顧問を米国に派遣し、来週初めに防空、エネルギー、制裁、さらにロシアとの交渉や凍結されたロシア資産について協議する予定だと述べた。

ロシアによるこうした攻撃は、2022年、2023年、2024年の冬に実施された空爆を想起させる。攻撃により、数百万人のウクライナ人が長期間にわたって電力や暖房を失った。

新たなコメントが発表される数時間前にも、南部オデーサ地域に対してロシア軍の攻撃があり、エネルギー関連施設や港湾施設が損傷した。(c)AFP