夫に薬盛られ数十人にレイプされた女性、唯一控訴した男を一喝「自分の行動に責任を持ちなさい」
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■「はめられた」
ドガン被告は一審でレイプの罪で拘禁9年の判決を受けたが、控訴審では最高で20年の拘禁刑を科される可能性がある。
ドガン被告は自身は「レイプ犯」ではないとして、2019年6月28日の行為については奔放なカップルのプレイに参加していると思っていたと主張している。
捜査官とドミニク受刑者は、ドガン被告の主張を徹底的に反証した。
ドガン被告が南部の町マザンにあるペリコ夫婦の自宅を訪れた夜の写真107枚と動画14本が、ドミニク受刑者のハードディスクから見つかっている。
8日、ドガン被告が意識のないジゼルさんをレイプ・性的虐待する映像の一部が法廷で上映された。
動画という証拠があるにもかかわらず、ドガン被告は「誰もレイプしていない」と主張。ドミニク受刑者に「はめられた」と主張し、責任転嫁を試みた。
「私はやめたかった」「彼(ドミニク受刑者)が不安を取り除いてくれたので続けた」と述べ、「操っていたのは彼であって、私ではない」と付け加えた。
7日、ドミニク受刑者は法廷で、「私は誰にも強制したことはない。彼らは私を必要としていなかった」として、ドガン被告は最初から「妻が寝ている間に性的虐待してくれる人」を探していたことを知っていたと証言した。
弁護人は、ドガン被告が「はめられたことに気づくまでには時間がかかった」「他の加害者は2回、3回、最大6回も(ペリコ夫婦の自宅に)戻ってきたのに対し、彼が一度も戻らなかったという事実を認めなければならない」と主張した。(c)AFP