【10月6日 AFP】2025年のノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏(74)は6日、今回の受賞が研究と臨床の場における進展に寄与することを望んでいると語った。

「このような受賞を機会に、この分野が益々発展して研究が進み、実際の臨床の場で応用できる方向に研究が進展していくことを望んでいるし、私たちも寄与できればと考えている」と受賞後の記者会見で述べた。

坂口氏は、免疫システムをさらに研究することで、がんや臓器移植後の拒絶反応などに対する予防法や治療法が見つかる可能性に期待を示した。

「現在治療が難しいと思われている病気であっても、解決策はある。有効な治療法は必ず見つかるものだ。また、予防法も見つかると信じている」と語った。(c)AFP