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【10月06日 KOREA WAVE】韓国で中国人団体観光客への無査証入国が解禁された9月29日朝、約2700人を乗せたクルーズ船が仁川港に入港した。

仁川港湾公社によると、午前6時10分、中国船社・天津東方国際クルーズが運航する7万7000トン級「ドリーム号」が仁川港クルーズターミナルに接岸。乗船していた中国人乗客2189人と乗務員563人が下船した。

観光客らは午前中、仁川市中区の「想像プラットフォーム」周辺で歓迎行事に参加した後、ソウルの明洞や景福宮へ移動し観光した。

小売業界も早速動きを見せた。韓国の大手免税店ロッテ免税店と新羅免税店は、ドリーム号からそれぞれ2000人規模の観光客を店舗に誘致し、記念品配布や割引イベントを実施。新世界免税店も花束の贈呈に加え、人気化粧品ブランドを最大60%引きで提供し、ゴールド会員待遇の「ゴールドパス」を進呈するプロモーションを展開した。

観光客らは日中の観光を終えた後、午後10時に仁川港から再び出港した。

韓国政府は今回の無査証措置により、2026年6月末までに中国人観光客約100万人の訪韓を見込んでいる。特に10月1日から始まった中国の国慶節連休期間には、日本や韓国、ロシア、東南アジア方面への旅行需要が集中する。中国国営の中国中央テレビによると、連休中の中国国内の人口移動は延べ23億6000万人に達する見通しだという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News