【10月5日 AFP】イスラエルは4日、パレスチナ自治区ガザ地区向けの支援物資を運ぶ船団に参加していた活動家137人を、強制送還したと発表した。

イスラエル外務省によると、強制送還されたのは米国、イタリア、英国、スイス、ヨルダン国籍の活動家。

同省はX(旧ツイッター)への投稿で「トルコに送還された」と述べ、「イスラエルはすべての挑発者の迅速な追放を目指している」と付け加えた。

前日には船団に参加していたイタリア人活動家4人も強制送還されている。

環境活動家グレタ・トゥンベリさんらが乗船した「グローバル・スムード船団」は約45隻で構成され、先月スペインを出発。国連によれば飢饉(ききん)が発生しているパレスチナ領土へ向け、イスラエルの封鎖を突破することを目的としていた。

イスラエル海軍は1日から船舶の阻止を開始し、翌日には400人以上が乗船していた船団のガザ到達を阻止したと当局者が発表した。(c)AFP