【10月4日 AFP】米財務省が独立250周年を記念して、ドナルド・トランプ大統領の肖像が描かれた1ドル硬貨の発行を検討している。当局者が3日、明らかにした。

ブランドン・ビーチ財務官はX(旧ツイッター)に硬貨のデザインの「初期案」を投稿し、「米政府閉鎖という妨害行為が終わり次第、詳細を共有したい」と付け加えた。この投稿はスコット・ベセント財務長官もリポストした。

トランプ氏は第1次政権時代、財務省が「米独立250周年を象徴するデザイン」の1ドル硬貨を発行することを可能にする法案に署名していた。

独立250周年記念硬貨は2026年1月から1年間、発行できる。

デザイン案では、片面にトランプ氏の横顔が描かれ、もう片方の面には、昨年7月の暗殺未遂事件の写真をほうふつとさせる米国旗を背景に拳を突き上げるトランプ氏大統領と「ファイト、ファイト、ファイト」という文字が描かれている。

暗殺未遂事件の後、血まみれの顔で拳を突き上げながら「ファイト、ファイト、ファイト」と叫ぶトランプ氏の写真は、同氏の選挙運動を象徴するイメージとなった。(c)AFP