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【10月03日 KOREA WAVE】大腸がんで妻を亡くした韓国の男性が9月26日に放送されたYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」に出演し、遺産を分けたのを機に子どもたちから縁を切られ、生活苦に陥っていると訴えた。

男性は数年前に妻と死別。1人ずついる息子と娘は成人して社会人だという。

振り返ると、男性は仕事に明け暮れる人生だった。運動会や卒業式に出席したことはなく、家庭は妻に任せきり。養いさえすれば誰も文句はないと思っていた。しかしその結果、子どもたちとは疎遠になり、思春期には「古臭い父」として敬遠される存になっていた。

妻に対してつらく当たった覚えはない。ただ怠けていると思えば口うるさく言った。しかしその妻が病に倒れると子どもたちは男性のせいだとした。

妻の死後、子どもたちは唯一の財産だった家を分割して相続し、その後は完全に父と縁を断った。男性は家を出て一人暮らしだが、最近病気で働けなくなり収入が途絶えた。子どもに助けを求めて電話しても応答はなかったという。

番組で相談を受けた弁護士は「成人した子は生活に余裕があって、親が自らの生計を維持できない場合、扶養する義務がある。だから生計を維持できないこと、子どもに経済的余力があることを立証できれば扶養料を請求できる」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News