【10月2日 AFP】ウクライナ当局は2日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が一時的な停電について警告していたチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所への電力供給について、現在は通常通りとなっていることをAFPに伝えた。

ゼレンスキー氏は前日、近隣のエネルギー変電所へのロシアの攻撃により、損傷した原子炉を覆う閉じ込め構造物への電力供給が3時間以上止まったと述べていた。

この問題についてチョルノービリ区域管理局は2日、AFPに対し、爆発した原子炉と元のシェルターを覆い、放射性物質の放出を防ぐ保護構造「新安全閉じ込め施設」が「通常通りに稼働している」と述べた。

ウクライナの原子力施設は、ロシア軍が2022年2月に侵攻を開始して以降、繰り返し攻撃を受けており、核災害リスクへの懸念がある。(c)AFP