インドネシア寄宿学校崩壊、91人閉じ込めの恐れ 当局発表
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【10月1日 AFP】インドネシア・ジャワ島で9月29日に起きた学校建物の崩壊事故をめぐり、地元当局は1日、がれきの下にまだ91人が取り残されている恐れがあると発表した。現場では懸命な救助活動が続いている。
現地報道によると、事故はシドアルジョのイスラム寄宿学校で起きた。事故発生当時、学校には午後の祈りのために生徒たちが集まっていた。
国家防災庁(BNPB)のアブドゥル・ムハリ報道官は、9月30日夜の声明で「学生の出席データに基づき、91人ががれきの下に取り残されている恐れがある」と述べた。
これに先立つ発表では、3人が死亡し、38人が行方不明とされていた。
国家捜索救難庁(バサルナス、Basarnas)のエミ・フリーザー氏は、救助隊はがれきの下に閉じ込められた生存者の救出に全力を挙げており、現在は生命反応が確認された7か所に重点を置いていると説明した。
また、主要な建物の構造は完全に崩壊しており、「まだ反応のある被害者の救助を優先している」と強調した。(c)AFP