【9月30日 AFP】アフガニスタンでは29日、タリバン当局が光ファイバーネットワークを切断したことで、インターネットと携帯電話サービスが遮断された。遮断は30日も続いた。

政府は今月初め、最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ師の命令で「不道徳」を理由に一部の州で高速インターネット接続を停止し始めた。

29日夜、インターネット監視団体NetBlocksによると、携帯電話の信号とインターネットサービスが全国的に徐々に弱まり、接続は通常の1%未満に落ち込んだ。

タリバン政府が厳格なイスラム法を施行して以降、通信が遮断されるのは初めてだ。

カブールの店舗経営者(42)は「私たちのビジネスはすべてネットや携帯電話に依存している。配達も携帯電話で行う。まるで休日のようで、みんな家にいる。市場は完全に凍結している」とAFPに語った。

遮断前、政府関係者は光ファイバーネットワークが切断され、携帯電話サービスにも影響が出るとAFPに警告し、「さらなる通知があるまで」続くと述べていた。

報道によると、タリバン指導者は今月初め、一部関係者からインターネット遮断による経済的影響の警告を無視し、全国的な遮断を実施するよう命じた。(c)AFP