■「火に油」

ローリング氏は、2022年にワトソン氏から一行のメモを受け取ったことにも憤りを示した。

ワトソン氏はローリング氏を公然と批判した授賞式の後、「あなたが今経験していることを本当に気の毒に思う」というメッセージをローリング氏に送った。

ローリング氏は「これは、私に対する殺害、レイプ、拷問の脅迫がピークに達していた頃で、安全対策を大幅に強化しなければならず、常に家族の安全を心配していた時期だった」「エマは公の場で火に油を注いだばかりだったが、一行のメッセージで懸念を表明しておけば、エマは本来思いやりのある優しい子だったと私を安心させることができると思ったのだ」と述べた。

ローリング氏はワトソン氏について「これほど正直に」なろうと決めたきっかけについて、先週ワトソン氏が依然としてローリング氏を愛し、大切に思っていると発言したことだと示唆した。

ローリング氏はワトソン氏の発言について、「私を声高に非難することが以前ほど流行らなくなったことに気づいたからこそ、態度を豹変させたのだと思う」との認識を示した。

「大人ならば、友人の暗殺を頻繁に呼び掛ける活動家運動にすり寄りながら、その旧友の愛を受ける権利を主張することはできない」「エマには当然、私に反対する自由があり、私に対する自分の気持ちを公の場で語る権利がある。しかし、私にも同じ権利があり、ついにそれを行使することに決めた」と続けた。(c)AFP