北欧の空港に謎の無人機 スウェーデン首相、ロシア関与の可能性
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【9月29日 AFP】スウェーデンのウルフ・クリステション首相は28日、デンマークなどの空港で確認された無人機の飛来について、ロシアが関与している可能性が高いと述べた。
22日以降、ノルウェーとデンマークでは無人機の目撃情報が相次ぎ、複数の空港が閉鎖された。
TV4のインタビューでクリステルソン氏は、「実際に誰が行ったのかは断定できない」としたうえで、「ウクライナを支援する国々にメッセージを送ろうとするロシアの意図がある可能性は非常に高い」と述べた。
また、「9月初めにポーランド領空に侵入した無人機がロシア製であることを確認している」とし、「すべての証拠はロシアを指しているが、確信が持てない限り、どの国も特定の国を名指しすることには慎重だ。ポーランドに関しては、それが何であったか分かっている」と説明した。
27日夜にもデンマークの軍事施設上空で無人機が確認され、2日連続の飛行となった。
コペンハーゲンでは今週、EUサミットが開催される予定で、これに伴い周辺空域での民間無人機の使用は今週金曜日まで禁止された。(c)AFP