【9月26日 AFP】ロシアが、ウクライナの戦争捕虜に対する扱いで「広範で体系的な国際法違反」を犯しており、その中には「恣意(しい)的な殺害」も含まれていると、欧州安保協力機構(OSCE)が25日に発表した報告書で指摘した。

OSCEが任命した3人の専門家が、ロシアによるウクライナ戦争捕虜の扱いについて調査した報告書では、「拷問、不当な扱い、公正な裁判権利の否定、安全性の欠如した拘束および移送条件」といった違反が伝えられた。

調査では、ロシアがウクライナ兵を戦争捕虜として認めておらず、「戦闘への参加というだけで戦争捕虜を刑事訴追する道を開いている」と指摘。

「調査団は、戦場および拘束中にロシアによる恣意的な殺害や処刑が多数行われたことを記録した」と報告書は述べている。

推定によると、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、1万3500人以上のウクライナ軍兵士が拘束されており、そのうちおよそ169人が拘束中に死亡、約6800人が解放・送還され、推定6300人が現在も拘束されているという。

専門家らは、国際刑事裁判所(ICC)の検察事務所に対し、これらの違反についての調査を進めるよう促している。(c)AFP