【9月21日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は20日、自身の政敵に対して行動を取るよう司法省に公然と求めた。専門家らは、同省の独立性を壊す新たな動きだと指摘した。

トランプ氏はSNSへの投稿で、カリフォルニア州のアダム・シフ上院議員とニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ氏の両民主党員に対する法的措置が講じられていないことに憤慨し、「これ以上遅らせることはできない。われわれの評判と信頼性が損なわれている」とつづった。

投稿は「パム」宛てとなっていたが、これは現職の司法長官パム・ボンディ氏を指すとみられる。

シフ議員とジェームズ長官は、トランプ氏に指名された連邦住宅金融庁のビル・プルテ長官から、住宅ローン申請書類での不備を指摘された数少ない人物だ。

トランプ氏は19日、ジェームズ長官の件で調査を担当していたバージニア州東部地区のエリック・シーバート連邦検事を解任した。ジェームズ氏を住宅ローン詐欺で起訴するには証拠が不十分だと報告したことが報じられている。

シフ氏とジェームズ氏は過去数年間にわたりトランプ氏と対立してきた。

トランプ氏の最初の大統領任期中、当時下院議員だったシフ氏は、2020年の選挙に干渉するようウクライナに圧力をかけたとされる疑惑に基づき、大統領に対する最初の弾劾裁判で訴追を主導した。

一方のジェームズ氏は、トランプ氏とその一族企業が不法に資産価値を水増しし、銀行から好条件で融資や保険を得たとして、4億6400万ドル(約690億円)の支払いを命じる民事訴訟を起こした。トランプ氏は「彼らは私を2回弾劾し、(5回も!)起訴した。何もないのに。今すぐ正義が必要だ!!!」と強調した。(c)AFP