【9月20日 AFP】香港の建設現場で19日、第2世界大戦時の不発弾が見つかり、数千人の住民が避難した。

警察によると、爆弾の重さは約450キロ(1000ポンド)で、まだ「完全に機能する状態」にあり、取り扱いを誤れば多数の死傷者を出す恐れがあった。

警察は20日未明、鰂魚涌(クォーリーベイ)で住民2800人以上が警察の支援を受けて避難したと発表した。

爆弾処理作業はすでに開始されており、12時間かかる見込みだという。

香港は第2大戦中、旧日本軍による南方作戦における初期の攻撃目標となり、旧日本軍と連合国軍の間で激しい戦闘が繰り広げられたことから、今でも時折、ハイカーや建設作業員によって不発弾が発見されることがある。

2018年にも、湾仔(ワンチャイ)で計3発の米国製爆弾が発見された。

警察によると、19日に見つかった不発弾は、2018年に発見されたものと同じ種類のものだった。(c)AFP