【9月20日 AFP】第20回世界陸上東京大会は19日、男子200メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)がウサイン・ボルト(ジャマイカ)に並ぶ同種目4連覇を果たした。

100メートルで銅メダルとなっていたライルズは、自身の「得意種目」とする200メートルで19秒52を記録。ケネス・ベドナレク(米国)が19秒58で銀メダル、ブライアン・レベル(ジャマイカ)が19秒64で銅メダルを獲得した。

ボルトは2009~15年にかけて200メートルを4度制覇しているが、ライルズは「2027年に200メートルで5個目のタイトルを獲得する唯一の男になるのが待ちきれない」と意気込みを語っている。

女子200メートル決勝では、メリッサ・ジェファーソンウッデン(米国)が優勝を飾り、女子としては13年大会のシェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)以来となる短距離2冠を達成した。

21秒68で大差をつけて勝利を飾ったジェファーソンウッデンに続いて、エイミー・ハント(英国)が22秒14で銀メダル、大会連覇中だったシェリカ・ジャクソン(ジャマイカ)が22秒18で銅メダルを獲得した。

男子400メートルハードル決勝では、ライ・ベンジャミン(米国)が大会初制覇を飾った。ベンジャミンはフィニッシュ後、隣のレーンのハードルに接触して移動させたとしていったん失格となったものの、米国側の抗議が認められてタイトルを獲得した。

女子400メートルハードル決勝は、世界記録保持者シドニー・マクラフリンレブロニ(米国)が欠場する中、フェムケ・ボル(オランダ)が優勝した。

男子三段跳び決勝は、最終6本目でアンドレア・ダラバレ(イタリア)が一時トップに立つ中、最終跳躍者のペドロ・パブロ・ピカルド(ポルトガル)が17メートル91の大ジャンプを披露して逆転優勝を飾った。(c)AFP