【9月19日 AFP】アルゼンチン当局は18日、サッカー元同国代表のスター選手故ディエゴ・マラドーナ氏のブランド管理に関する詐欺的行為の疑いで、同氏の姉妹2人、元弁護士、その他3人の資産を差し押さえた。

首都ブエノスアイレスの控訴裁判所は、マラドーナの元弁護士マティアス・モルラ氏とそのアシスタント役2人を、資産の不正管理で起訴することを承認。さらにマラドーナ氏の姉妹のリタさんとクラウディアさん、公証人1人も共犯として起訴が認められた。

マラドーナ氏の娘らは、同氏のブランドおよび関連会社は2020年の死亡時点で相続されるべきだったと主張。2021年にモルラ氏らを告発していた。

裁判所はモルラ氏の管理会社は実質的には偽装組織で、マラドーナ本人が死去するまで資産を管理していたと認定。そのため、「資産は直ちに相続人に帰属する」との判断が下された。

裁判所は被告全員に対する、2億ペソ(約2000万円)の資産差し押さえを命じている。(c)AFP