イスラエル人脚本家、文化的ボイコットが「政府批判の声弱める」
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■「非人間化」
ベネチア映画祭では、レヴィ氏の最新テレビシリーズ「エティ」がノンコンペティション部門で取り上げられた。物語は、1940年代初頭のナチス占領下のアムステルダムで日常生活と精神的覚醒について詳細な日記を書いた27歳のユダヤ系オランダ人女性エティ・ヒレスムの人生にヒントを得た。
オーストリアの俳優ジュリア・ウィンディッシュバウアーが主演し、フランス・ドイツのテレビチャンネルArte向けに制作された「エティ」は、他者を「非人間化」して暴力を正当化する過程も描いており、現在進行中のガザ紛争にも関連する。
「私が言おうとしているのは、多くの人を殺すことで命の価値が非常に安くなり、結果として自国民の命の価値も無に等しくなるということだ」とレヴィ氏は語った。(c)AFP