【9月19日 CGTN Japanese】世界知的所有権機関(WIPO)は現地時間9月16日、スイスのジュネーブで各国のイノベーション能力と成功度をランキング化した毎年恒例の評価報告書「2025年グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」を発表しました。スイス、スウェーデン、米国、韓国、シンガポールが上位を占めています。中国はトップ10入りし、世界の中所得国の中での主導的地位を維持しながら、研究開発(R&D)経費やハイテク輸出、イノベーションの創出などの面で強い勢いを見せています。

統計によると、2024年の世界のR&D経費の成長率は前年の4.4%を下回って2.9%に低下し、2010年の金融危機以来最も低い水準となりました。WIPOの予測によれば、2025年の成長率はさらに減速するだろうとのことです。

WIPOのGIIでは、研究開発への支出やベンチャーキャピタルの取引、ハイテク輸出、知的財産権の申請などを含む約80項目の指標を用いて、世界中の140近い経済体のイノベーションのパフォーマンスを評価しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News