シンブが同タイム決着を制し男子マラソン優勝 世界陸上
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【9月15日 AFP】第20回世界陸上東京大会は15日、男子マラソンが行われ、アルフォンスフェリクス・シンブ(タンザニア)がアマナル・ペトロス(ドイツ)との同タイムの大接戦を制し、金メダルを獲得した。3位にはイリアス・アウアニ(イタリア)が入った。
実力者が途中棄権する中、ペトロスを先頭にシンブ、アウアニの3人が国立競技場のトラックに入った。
フィニッシュに近づく中でペトロスが勝利をつかむかに思われたが、最後の力を振り絞ったシンブが追走すると、ともに2時間9分48秒でフィニッシュ。劇的な結末を迎える中で、シンブがわずかの差で先着した。
アウアニは2時間9分53で銅メダルを手にした。
多くの選手が暑く息苦しいコンディションに苦しみ、今大会出場者の中で最速タイムを持つタデセ・タケレ(エチオピア)が33キロ過ぎにリタイア。さらに同じくエチオピアのデレサ・ゲレタもそこから数キロ先でレースをやめた。前回王者のビクター・キプランガト(ウガンダ)は11位に終わった。
日本勢は近藤亮太が11位、小山直城が23位、吉田祐也が34位だった。(c)AFP