8歳児にぶつかられ高齢女性が重傷…韓国「治療費折半」提案に被害者側が激怒
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【09月15日 KOREA WAVE】ソウル市道峰区(トボング)で、歩行中に8歳の子どもにぶつかられた85歳の女性が腰の骨を折るなど重傷を負う事故が起きた。JTBCの情報番組「事件班長」が取り上げたもので、加害者側から「治療費は折半で」と提案された被害者側が激怒している。
事故は6月24日午後4時半ごろに発生した。女性は頭から出血しており救急車で病院に搬送。腰の骨折のほか脳しんとうなどで1カ月間入院した。
防犯カメラ映像には、女性が歩いているところに複数の子どもたちと引率者が走ってきて、そのうち1人の少女が女性にぶつかって転倒させる様子が記録されていた。子どもたちを引率していたのは保護者だが、少女の親はいなかった。
番組に通報した女性の息子によると、引率者たちは「子どもたちは道で走るもの」と責任を回避するような発言をし、示談交渉で「わざとではないのだから治療費は半分ずつでどうか」と提案した。
息子は「高齢者が大けがをしているのだから『全額負担します。治療に専念してください』と言うのが筋だ。治療費を値切るような態度は許せない」と激怒。「治療費折半」と言った引率者を過失致傷罪で刑事告訴した。
一方、ぶつかった少女の父親は「被害者と引率の保護者に申し訳ない。治療費は前払いしてもらえれば、できるだけ早く保険で対応したい」と謝罪の意を示している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News