ルーマニアで無人機が領空侵犯、ポーランドでも再び
このニュースをシェア
【9月14日 AFP】ルーマニア国防省は13日、ロシアがウクライナのインフラへ攻撃した際に、自国領空が無人機によって侵犯されたと発表した。
国防省は声明で、同日夜遅くにF16戦闘機2機を緊急発進させ、攻撃状況の確認を行ったと発表。
戦闘機が「国の領空内で無人機を検知」し、ルーマニアのキリアベケ村付近で「レーダーから消えるまで追跡した」と付け加えた。
一方でポーランドも、ウクライナ国境付近での新たなロシアの無人機攻撃に対応するため航空機を緊急発進させた。
ロシアの無人機が国境近くのウクライナを攻撃したため、ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)の同盟国とともにヘリコプターや航空機を配備した。
ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、高度警戒態勢が解除されたと発表しつつ、「われわれは警戒を怠らない」と注意を促している。
ポーランドでは9日から10日にかけて、約20機のロシア製無人機が領空侵犯したとされ、NATO加盟国は警戒を強めている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが意図的に無人機作戦を拡大していると警告し、西側諸国に対してより厳しい制裁と防衛協力の強化を求めた。
またドナルド・トランプ米大統領は、すべてのNATO加盟国が同様の措置を講じ、ロシア産石油の購入を停止次第、ロシアに大規模な制裁を科す用意があると述べている。(c)AFP
