ガザ支援船団、2夜連続の攻撃を報告 無人機か
このニュースをシェア
【9月10日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区向けの支援物資と親パレスチナ活動家を乗せた船団の主催者は9日夜、チュニジア沿岸沖で船団の1隻が、無人機のようなものによって攻撃されたと発表した。船団側は、前夜も別の船に対する攻撃を報告していた。
10日に航海を再開する予定の「グローバル・スムード船団」のコーディネーター、メラニー・シュバイツァー氏は「2夜連続、2度目の無人機攻撃だ」とAFPに語った。
攻撃を受けたとされるのは英国船籍の「アルマ号」。チュニジアの海域に停泊中に「攻撃を受け、上部デッキに火災が発生した」と船団は声明で発表した。負傷者はいなかったという。
現場にいたAFP記者は、チュニジア当局の船に囲まれたアルマ号を遠方に確認した。
前日の攻撃については、船団側は無人機によるものだと主張したが、チュニジア当局は「無人機は検知されなかった」としていた。
国連のフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者(パレスチナ自治区の人権担当)は、火災が発生したアルマ号の映像をSNSに投稿し、「無人機攻撃を示唆している」と述べた。
「映像は、灯火を消して目視できない無人機が装置を投下し、アルマ号のデッキに火を放ったことを示唆している」と記した。(c)AFP