【9月10日 AFP】ポーランドは10日、複数回にわたる領空侵犯があり、対応に当たった航空機が「敵対的な物体」を撃墜したと発表した。

ブワディスワフ・コシニャクカミシュ国防相はSNSへの投稿で「航空機が敵対的な物体に武器を使用した」と述べ、「われわれはNATO司令部と常に連絡を取っている」と付け加えた。

2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降、ロシアの無人機とミサイルは、ポーランドを含むNATO加盟国領空に繰り返し侵入している。これまで撃墜が試みられたことはなかった。

ポーランド軍の作戦指揮部は、ロシア軍が隣国ウクライナを攻撃する中で「われわれの領空が無人機により繰り返し侵された」と説明し、自国と同盟国の航空機が動員されたことを明らかにした。

ドナルド・トゥスク首相もSNSで「ポーランド領空の複数の侵害に関連する作戦が進行中だ」と述べ、領空侵犯した物体に対して武器が使用されたことを確認した。(c)AFP