キーウ政府庁舎攻撃、「イスカンデル」ミサイル使用 大統領府発表
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【9月9日 AFP】<更新>ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク長官は8日、首都キーウの政府庁舎への7日早朝の攻撃で、ロシアのミサイル「イスカンデル」が使用されたと述べた。
イェルマーク長官はX(旧ツイッター)への投稿で「初めて、敵がウクライナ政府庁舎を攻撃した。イスカンデルミサイルによる攻撃だ」と述べた。イスカンデルは、これまでにもウクライナ各地に対する攻撃で広く使用されている。
イェルマーク長官は当初、弾道ミサイルが使用されたと書いていたが、後刻にSNSへの書き込みを変更した。
7日早朝の攻撃は、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降、無人機とミサイルを用いた最大規模の攻撃となった。
現場を確認したカタリナ・マテルノバ駐ウクライナ欧州連合(EU)大使は「着弾でできた大きな穴」と残骸に言及し、「ミサイルが完全に爆発せず、建物全体が廃墟にならなかっただけだ」と述べた。
国家緊急事態庁のアンドリー・ダニク長官は8日、800~900平方メートルの範囲で損傷が生じたと報告している。
イェルマーク長官は、マルコ・ルビオ米国務長官と協議したことを明らかにし、ロシアに対する制裁強化および停戦時にウクライナ政府が求める安全保障保証について話し合ったと説明した。(c)AFP
