【9月7日 AFP】ウクライナ当局は7日、同国全土への夜間攻撃で少なくとも2人が死亡し、数十人が負傷したと発表した。これを受けて全国的に空襲警報が発令されている。

国家非常事態庁によると、首都キーウへの攻撃では複数の高層住宅が損傷した。消防隊が高層階で発生した火災の消火にあたる様子が、写真で公開されている。

国家非常事態庁はテレグラムで「首都では大規模な攻撃の結果、1人が死亡し、18人が負傷した」と発表しており、当局は午前6時6分(日本時間同日午後0時6分)に全国的な空襲警報を発令している。

北東部スームィでも別の攻撃があり、1人が死亡、複数人が負傷したと地元当局が6日に遅くに発表。さらに南部ザポリージャでは6日夜にロシアによるドローン攻撃があり、少なくとも15人が負傷、4人が入院した。

4日には、フランスや英国を中心とする20か国以上が、和平合意後の監視を目的とした部隊を派兵すると発表したばかりだった。一方でロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナにおける西側諸国の部隊の存在は容認できないとし、それらが「正当な標的」になると警告している。(c)AFP