【9月7日 AFP】全米オープンテニスは6日、車いすの部男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードの小田凱人は6‐2、3‐6、7‐6(13-11)で第4シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を下し、大会初制覇を飾った。

19歳の小田はこれで四大大会(グランドスラム)全大会優勝を果たし、生涯ゴールデンスラムを達成した。

グランドスラムではこれまで、全豪オープンテニスで1回、全仏オープンテニスで3回、ウィンブルドン選手権で2回優勝を飾っていた。

試合後にコートに倒れ込んで喜んだ小田は「試合の後は感情があふれて言葉が出なかった」「ウィンブルドンの後は、毎日このトロフィーを思い描いていた。ここで優勝して、どう祝うかまで考えていた」と話した。

昨年のパリ・パラリンピックで金メダルを獲得した小田は、今季は全豪で準優勝となったものの、全仏とウィンブルドンを制覇していた。

車いすの部女子シングルス決勝では、上地結衣が0-6、6‐1、6‐3で第3シードの李暁輝(中国)を下し、通算3度目の優勝を飾った。グランドスラムでのシングルスタイトルはこれで11個目となっている。

今季の上地は全豪と全仏で優勝を果たし、ウィンブルドンでは準優勝を飾っている。(c)AFP